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水素について
未病とは
みなさんは、「未病(みびょう)」という言葉を聞いたことはありますか。私たちの心と体は具合が悪くなったり、調子がよくなったりすることを繰り返すようにできています。“病気”と“健康”とは明確に区別できるものではなく、その間を行き来する状態を「未病」といいます。もう少し加えると、病気になる前の健康ではない心身の状態や病気になるリスクの高い心身の状態をさします。
現代社会における私たちの生活は、ストレス、喫煙、飲酒、食生活の乱れ、睡眠不足、不規則な生活、過剰な紫外線、ウイルス、排気ガスほか環境汚染などによって、病気になるリスクが高まる傾向にあります。このような生活が続くことによって、私たちの体内には「活性酸素」が増加し、体が酸化してサビた状態へと変化していきます。健康的な防サビの体の状態とするためには、日常生活を見直すこと、そして体内に溜め込まないことが大切です。
病気の原因になる「活性酸素」とは
私たちの体は、起きている時間はもちろん、寝ている時間も途切れることなく呼吸を繰り返します。呼吸によって取り込まれた酸素は、体内で二酸化炭素や水に変わり、その内の1~2%が「活性酸素」に変化します。
活性酸素とは「酸化させる力が非常に強い酸素」のことで、体内の細胞を攻撃して免疫力を低下させ、老化や病気を促進する要因となっていきます。その結果、がん、糖尿病、アトピー性皮膚炎、メタボリック症候群、肌トラブルなどの病気や症状が引き起こされます。
体内の活性酸素を減らすことによって免疫力を上げ、病気へとつながる「未病」を改善し、健康的な生活を送ることを目指しましょう。
厚生労働省 先進医療Bの認可を受けた療法
あらゆる病気の原因となる活性酸素。その活性酸素を除去する画期的な方法として注目されているのが「水素ガス吸引」です。この水素ガス吸引療法は、2016年12月に厚生労働省の先進医療Bとして認可を受けました。
「高濃度水素酸素吸入器」による水素ガス吸入では、水素(H2)と酸素(O)を原子状態(HとHとOに離れた状態)で混合気体としたものを体内に取り込むことによって、サビた体を防サビの状態へと導きます。活性酸素は不安定な原子のため、水素イオンと結びつき、水分(尿や汗)として体外に排出することができます。水素分子(H2)は安定分子のため他の分子と結びつくことはできませんが、水素ガスによって生成された水素イオン(原子状態)を吸入することで、活性酸素と結びつくことができます。
水素の特徴
水素は無色・無味・無臭の気体で、他の原子と結びつきやすいという特徴を持っているため、水(H2O)などの化合物の状態で地球上に多く存在します。二酸化炭素を排出しない燃料電池車などのエネルギー分野だけではなく、最新の研究によって病気の治療に活用されるなど、医療や介護、スポーツの分野でも注目されるようになりました。
活性酸素には、4つの種類がありますが、その中でも毒性の高いヒドロキシラジカルを消去する酵素は、体内で生成することができません。そこで、水素ガスによって発生させる「水素イオン」の持つ特長が活かされます。水素イオンは、ヒドロキシラジカルと結びつきやすいという性質があるため、水素酸素ガス吸入や水素風呂によって結合させ、有害物質を体外へと排出することができます。水素は無色・無味・無臭の気体のため、水素ガス吸入中でも体感による変化はほとんどないのが特徴です。
水素によって改善が示唆された病気や症状
水素を取り入れ、活性酸素を除去することによって改善が示唆された病気や症状には、アトピー性皮膚炎や高血圧、膠原病などの免疫疾患など様々なものがあります。効果には個人差がありますが、今後も研究が進み、活用の場面が増えることが期待されています。
- アトピー性皮膚炎
- 高血圧
- 膠原病
- 糖尿病
- その他
最も効率的な水素の取り込み方
水素を体内に取り込む方法として、最も効率的とされるのが「水素風呂」です。水素風呂は水素水(水素の気泡)を豊富に水に溶かし、入浴や足湯などの方法で体の表面から内部へと水素を浸透させるものです。皮膚表面から浸透させることで、病巣まで行き届き、様々な病気や機能の異常に働きかけます。これまでの研究では、アトピー性皮膚炎や難治性シミなどに改善が見られました。
出典:「水素の効力 ガン・新型コロナ・糖尿病・美肌・アトピーへの新たな攻略法」三羽信比古(薬学博士・県立広島大学名誉教授)・栄養書庫